「記述問題、うちの子にはまだ早い?」
中学受験で避けて通れないのが記述問題。
でも、保護者からはこんな声が多く聞かれます。
- 「記述対策は何年生から始めるのが正解?」
- 「そもそも、何をどう書けばいいのか分かっていない…」
- 「記述がある学校は避けたいけど、どうしても気になる…」
本記事では、記述対策を始めるタイミングと具体的な練習法を、段階的に分かりやすく解説します。
記述対策、いつから始める?
✅ 基本は「4年後半〜5年スタート」でOK
- 本格的な対策は5年生からが一般的
- ただし、読解や思考を言語化する“土台”作りは4年からでも可
📌 早すぎると「意味を考えずに書く」癖がついてしまうので注意。
年度別の取り組み方
● 小4〜前半:書く前に“話せる”ようにする
- 親子で文章を読んで、「どう思った?」と聞く
- 物語文なら「この人はなぜこう思った?」を会話で掘り下げる
🗣️ 書く前に、自分の言葉で考えを言えることが記述力の土台になります。
● 小5:型を身につける時期
- 「問いに答える」形式を中心に練習開始
- 例:理由説明 → 「なぜなら〜だから」構文を覚える
- 簡単な設問から始めて、「本文のどこがヒントか?」も意識
📄 ポイント:
いきなりうまく書けなくてOK。型とヒントの見つけ方を繰り返し練習。
● 小6:実践力・添削活用の時期
- 過去問や模試の記述を使って、実際の採点基準を意識
- 塾や家庭教師の添削指導を活用する
- 書き直しで「どう直すとより伝わるか」を考える
📝 ポイント:
「正解に近づく文章の癖」をつけるのが6年の仕上げ。
家庭でできる記述対策サポート
✔ 音読+要約の習慣をつける(毎日5分でもOK)
✔ 記述問題は一緒に振り返り、**「どこを直せばもっとよくなるか」**を話し合う
✔ 書く前に「何を伝えたいの?」と親がヒントを出すのも◎
💡 コツ:
「とにかく書かせる」より、「伝えるってこういうことか!」と気づかせる声かけが大事です。
よくあるNG例と対策
❌ NG例 | ✅ 改善ポイント |
---|---|
なんとなく書いて正解を狙う | ➤ 根拠を本文から探す習慣をつける |
長く書けばいいと思っている | ➤ 要点を短くまとめる練習をする |
書き直しをしない/させない | ➤ 親子で一緒に見直す習慣を作る |
まとめ:記述は“思考力”を育てる最強トレーニング
記述問題はただの国語のテストではなく、
「自分の考えを伝える」力を育てる重要なステップです。
🗓 対策は5年からで十分
🧠 土台は「読む・話す」から
✏️ 型を覚えて、「直す力」まで育てる
焦らず段階をふみながら、記述力も合格力も育てていきましょう!
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