~家庭学習で合格を目指すなら「計画力」がカギ!~
塾に通わず、家庭学習だけで中学受験を目指す場合、最も大切なのがスケジュール管理です。
塾が提供してくれるような年間カリキュラムがない分、家庭でしっかりと計画を立て、ペースを保ちながら学習を進めていく必要があります。この記事では、塾なし受験に向けた具体的なスケジュール例と、家庭学習ならではの注意点を解説します。
1. 塾なし受験における「3年間の全体像」
🕒 小学4年生:基礎固め期
- 教科ごとの土台作り(計算力・語彙・読解・理社の興味付け)
- 毎日30〜60分の学習習慣をつけることが目標
🕒 小学5年生:応用・演習期
- 中学受験レベルの問題に本格的に取り組む時期
- 各教科の演習量を増やし、「できる⇔できない」を可視化
- 模試デビューもこの頃に(年3回程度)
🕒 小学6年生:過去問・仕上げ期
- 志望校の過去問を中心に対策開始(夏〜秋)
- 弱点克服・時間配分・本番形式への慣れがテーマ
- 出願や学校説明会などの事務的準備も並行して進行
2. 年間スケジュール例(小6)
月 | 主な内容 |
---|---|
4〜5月 | 志望校候補のリサーチ、基礎確認 |
6〜7月 | 苦手単元の集中対策、1回目の模試 |
8月 | 夏期総復習(国算理社)+過去問スタート |
9〜10月 | 志望校決定、2回目模試、記述・応用対策 |
11月 | 過去問強化・時間配分練習、出願書類の準備 |
12月 | 最終確認+冬期講習(市販教材orZ会など) |
1月 | 健康管理+直前対策、試験本番 |
3. 週間スケジュール例(小5・小6)
曜日 | 主な学習内容 |
---|---|
月曜 | 算数:新単元+演習 |
火曜 | 国語:読解・語彙 |
水曜 | 理科:理解と暗記のバランス演習 |
木曜 | 社会:資料読み取り+時事対策 |
金曜 | 苦手単元の見直し+模試の復習 |
土曜 | 模試 or 応用演習+時間配分の練習 |
日曜 | 過去問 or 総復習+振り返りミーティング |
4. 塾なし学習で気をつけたい3つの注意点
❗ ① スケジュール通りにいかなくても焦らない
→ 学校行事や体調などで予定が狂うのは当然。「リカバリー日」をあらかじめ組み込んでおくと安心。
❗ ② 教材に偏りすぎない
→ 1冊に固執せず、理解が進まない場合は別の参考書や動画を試す柔軟さを持つ。
❗ ③ 保護者の「過干渉」に注意
→ 手を出しすぎると自立心が育ちません。計画は親がサポート、実行は子ども自身が行うのが理想です。
5. まとめ:塾なし受験の鍵は「計画×継続×柔軟性」
塾に頼らず中学受験を成功させるには、綿密なスケジュール設計と、日々の積み重ねが重要です。
完璧を目指すのではなく、うまくいかない日も織り込んだ計画と、親子の連携があれば、塾なしでも十分に合格を目指せます。
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